Polyhedron

  • Architecture

光と空を切り取る多面体デザイン

個人邸_東京都杉並区
敷地面積 183.99 m²
構造規模 RC造3階

敷地は南に交通量が多い計画道路、その他三方も隣家が間近に迫る状況でした。そこで基本構成は、東西面は閉じて、南北はバッファーゾーン(半屋外空間)を介して開くような計画としました。
一見閉鎖的な外観ですが、内部から見ると適度にプライバシーを確保しつつ、十分な開放感が得られるようになっています。建物の外形は法規から自然に導かれた多面体のボリュームをベースとし、壁や屋根の切り欠き形状を恣意的に操作することで特徴的なファサードを作り出しています。外壁仕上げはコンクリート打放し。傾斜している部分など、一部汚れが心配される形状であることから、高性能な光触媒コーティングによる防汚対策を施しています。一方インテリアは、体育館で使用されていた古材フローリングやカラフルな家具など、オーナー様こだわりの個性的なアイテムを丁寧に組み込んでいます。結果、全体的な統一感を損なうことなく、遊び心があふれる住まいが実現しました。